CloudReadyでLinux?Crouton/GalliumOSインストール失敗でZorin OSに挑戦?!
CroutonによるXubuntuのインストールとGalliumOSのインストールに失敗したので、Zorin OSをUSBメモリーにインストールしてライブ起動してみたので紹介します。CloudReady上でUSBメモリーに書き込みしましたが?
はじめに
手持ちのChromebookのストレージ容量が32GBなのでGalliumOSのストレージ容量が少なくなり、大容量のアプリを複数インストールするには容量不足となりやっかいでした。
そこで、ストレージ容量が64GBの2in1Windows PCを無料のCloudReady HomeでChromebook化してGalliumOSをインストールすることにしました。
ところが、CroudReadyを使ってみると、デフォールトでChromebookの「Developer Mode」もどきになっていることがわかりました。ターミナル画面で「shell」コマンドなどを実行するとわかります。

Chromebookではデフォールトでは「shell」コマンドなどは使えませんが「Developer Mode」にすると使えるようになるからです。
ここで、とりあえず「chronos」ユーザーのパスワードを上記のように以下のコマンドで決めておきます。
$ sudo chromeos-setdevpasswd
そして、Chromebookで行ったのと同じ方法でCroutonによるXubuntuとGalliumOSをインストールしてみましたが両方ともパーミッションエラーでインストールが途中で失敗しました。
CroutonによるXubuntuはさらに、ChromebookでXubuntuをインストールしたmicroSDカードをPCに挿して起動も試みましたがダメで、同じ方法でmicroSDカードに「-u」オプションを付けてアップデートインストールも試みましたがダメでした。
そこで、以下の記事で紹介しているZorin OS 12.4 LiteをUSBメモリーにインストールしてライブ起動してみたので紹介します。
OSイメージをダウンロード
以下の公式サイトに行きます。

「Download Zorin OS」をクリック。
下にスクロールして「Zorin OS 12.4 Lite」を見つけます。右上の「Lite」リンクをクリックしてもOK。

「Download」をクリック。

メールアドレスを入力してサインアップするか「Skip to download」をクリックします。

「Download 64-bit」をクリックして.isoファイルをダウンロードします。約1.4GBありますが、かなり時間がかかりました。私の場合は30分程度でした。

USBメモリーに書き込む
今回はWindows/Mac/Linuxが使えないユーザーを想定して、CloudReady上でUSBメモリーにZorin OSを書き込むことにしました。
ダウンロードしたファイルの拡張子「.iso」を「.bin」に書き換えます。

以下の「Chromebook Recovery Utility」に行きます。

「Launch app」をクリック。

「開始」をクリック。

「e.g.」の後に続く文字列を手入力。

「次へ」をクリックし、USBメモリー(16GB以上)を挿入し選択します。
USBメモリーはコンビニで購入した16GBのものを使いましたが、手持ちのものを使う場合は、できればWindowsパソコンなどで、パーティションを削除後に1つのパーティションを作ってFAT32でフォーマットします。

右上の歯車アイコンをクリックし「ローカルイメージを使用」を選択します。


「.bin」ファイルを選択し「開く」をクリック。

ファイル名が表示されるので「次へ」をクリック。

「今すぐ作成」をクリック。


「完了」をクリックすれば終了です。ファイルアプリでUSBメモリーの右端の三角をクリックしてアンマウント後にUSBメモリーを抜いてください。
書き込みに要した時間は私の場合は約10分でした。
USBメモリーからZorin OSをライブ起動
CloudReadyをインストールする時にUSBメモリーからライブ起動したのと同じやり方でZorin OSもライブ起動ができます。BIOS画面からBootデバイスにUSBメモリーを選んで起動します。

「Try Zorin OS without installing」を選んでEnterキーを押します。

左下の「Z」アイコンをクリックして「Setting」をクリックし、設定パネルを表示して「Display」で2画面拡張モードにすると以下のようにテレビにも表示できます。

ネットはそのままでは繋がっていないので、設定パネルの「Network Connection」で「Add > WiFi > SSIDなどの設定」をすると繋がります。
ライブ起動ではシャットダウンすると設定が失われるので、内蔵ストレージへインストールすれば本格的に使えるようになります。
まとめ
次回では、Zorin OSを内蔵ストレージにChrome OSとデュアルブートできるようにインストールを試してみる予定です。
成功すれば、GalliumOSの代わりとして使えるようになると思います。
ではでは、きらやん